ペアーズで「要注意な男性に当たってしまうかもしれない」と不安を感じる人は少なくありません。「なおき」という名前で検索したり、特定の人物情報を探したりする気持ちも理解できますが、名前だけで相手を判断する方法には限界があります。
悪質なユーザーは名前や写真をたびたび変え、プロフィールを書き換えることもあります。大切なのは、名前ではなく行動のパターンを見抜く力です。
この記事では、ペアーズに潜む要注意人物の典型的なタイプと特徴、見分け方のポイント、遭遇した際の対処手順を整理します。婚活・恋活を安全に続けるための知識として、ぜひ参考にしてください。
ペアーズの要注意人物とはどんなタイプか
ペアーズは累計2,000万人以上が利用する国内最大級のマッチングアプリです。会員数が多い分、悪意ある目的で登録しているユーザーが一定数存在するのも事実です。要注意人物は大きく6つのタイプに分類できます。
業者・勧誘目的のユーザー
業者とは、ネットワークビジネス(マルチ商法)や宗教勧誘、副業・投資案件への誘導を目的として活動しているアカウントです。恋愛感情を装って近づいてくるため、最初は普通のやり取りに見えます。
特徴としては、会話が噛み合わないのに褒めてくる、すぐにLINEやInstagramへの移行を求める、プロフィールの職業が「自由業」「経営者」「投資家」など曖昧といった点が挙げられます。会って間もなく「一緒にやってみない?」と勧誘されるケースも報告されています。
ペアーズの利用規約では、宣伝・勧誘・ビジネス目的の利用は明確に禁止されています。違和感を覚えた時点で、LINE交換前にやり取りを終了し、通報を検討するとよいでしょう。
既婚者・恋人持ちのユーザー
配偶者や交際相手がいるにもかかわらず、独身を装って登録しているケースがあります。最初は誠実に見え、自然なやり取りが続くため、長期間気づかないこともあります。
平日昼の返信が極端に遅い、会えるのが決まって平日夜のみ、自宅・職場・友人関係を明かさない、土日や連休に絶対に会えないといった特徴が重なるときは注意が必要です。
真剣な交際を望む相手であれば、関係が深まるにつれてプライベートな情報をある程度オープンにするものです。情報を意図的に隠している様子が続く場合は、慎重に判断するとよいでしょう。
体目的(ヤリモク)のユーザー
マッチング後、異常に早い段階で会いたがる、下ネタを含む話題を出してくるユーザーは、体目的(ヤリモク)の可能性があります。一度関係を持つと連絡が取れなくなるケースも報告されています。
具体的な行動パターンとしては、マッチング直後に「今日ヒマ?」と誘ってくる、会う場所が居酒屋・個室バー・自宅など密室系に偏る、会話の内容が表面的で相手に対する関心が薄い、LINE交換後に急にトーンが軽くなるといったものがあります。
「焦らされている」と感じたときは、距離を置く判断をすることが安心につながります。
・業者・勧誘目的(マルチ商法・宗教・副業誘導)
・既婚者・恋人持ち(プライベートを隠す傾向がある)
・体目的(ヤリモク)(初期から会うことを急かす)
・詐欺目的(投資・金銭要求・ロマンス詐欺)
・写真詐称・プロフィール詐称(情報を大幅に偽る)
- 業者はアプリ外への誘導を早期に試みる
- 既婚者は特定の時間帯・曜日にしか連絡が取れない
- ヤリモクは初回から密室でのデートを提案しやすい
- 詐欺目的は恋愛感情を高めてから金銭を要求する
名前だけで判断できない理由と正しい見分け方
「なおき」のように特定の名前で要注意人物を検索する方は多いですが、名前だけで相手を判断することには大きな限界があります。名前はアプリ内で自由に設定でき、同じ名前を持つ人は無数に存在するためです。
名前よりプロフィールの中身を見る
プロフィールに違和感があるかどうかが、最初の判断基準になります。職業が「自由業」「投資家」「経営者」など曖昧な表記になっていたり、写真が不自然に整いすぎていたりするケースには注意が必要です。
逆に、趣味や休日の過ごし方が具体的に書かれている、日常感のある写真が複数ある、家族構成や結婚歴に自然な形で触れているといった要素は、信頼できる相手の目安になります。
また、ペアーズでは本人確認が必須となっており、本人確認済みのアイコンが表示されているかどうかを確認することも有効な対策です。
メッセージのやり取りで本性を見極める
プロフィールでは問題なく見えても、メッセージのやり取りに特徴が出ることがあります。すぐに外部SNSやLINEへの移行を求めてくる、質問への回答が曖昧でかつ自己開示が少ない、褒め言葉が多いのに内容が薄いといった言動は警戒のサインです。
日本語が不自然でテンプレート的な文章が続く場合は、複数人に同じメッセージを送る業者の可能性があります。前後の会話で内容が矛盾するケースも同様です。
メッセージが丁寧で一貫性があり、こちらへの質問と自己開示のバランスが取れている相手は、誠実な傾向があると判断しやすくなります。
初デートの提案内容も確認ポイント
デートの誘い方や場所の提案にも、相手の意図が表れることがあります。初対面から密室になりやすい場所(相手の自宅・車・個室バー)を提案してくる場合は、慎重に対応するとよいでしょう。
誠実な相手は、初対面を昼間・人通りの多いカフェやレストランに設定し、時間も短めにする配慮を自然に行うことが多いです。帰り道を一緒に歩くことを強く求めてくるケースも、注意が必要です。
初デートの前に、信頼できる友人にデートの日時と場所を伝えておくことを習慣にすると、万一のときにも対応しやすくなります。
| チェック項目 | 安心できる相手の例 | 要注意なパターンの例 |
|---|---|---|
| プロフィール | 趣味・日常が具体的、本人確認済み | 職業が曖昧、写真が加工強め |
| メッセージ | 丁寧で一貫性あり、自己開示がある | テンプレ感がある、LINE誘導が早い |
| デートの誘い方 | 昼間・人目のある場所を提案 | 夜・密室・自宅への誘いが多い |
| お金の話題 | ほとんど出てこない | 投資・支援など金銭話が頻出 |
- 名前だけで要注意人物を判断することは難しい
- プロフィール・メッセージ・デートの提案を複合的に確認する
- 本人確認済みユーザーを優先すると安全性が高まる
- 1つの違和感より、複数の違和感が重なるときほど注意が必要
詐欺・金銭トラブルへの対策と見分け方
ペアーズを含むマッチングアプリでは、恋愛感情を利用した金銭詐欺(ロマンス詐欺)の被害が国民生活センターにも相談として寄せられています。感情に訴えかける手口は段階的に進むため、気づいたときには被害が深刻化しているケースもあります。
ロマンス詐欺の典型的な手口
ロマンス詐欺では、最初から金銭を要求するのではなく、時間をかけて信頼関係を築いてから金銭を求める手法が取られます。短期間で「運命の人」のように演出し、感情的な結びつきを作るのが特徴です。
その後、「家族が急病で治療費が足りない」「ビジネスのチャンスがあるが一時的な資金が必要」など、感情に訴えるシナリオで金銭を要求してきます。警察庁サイバー警察局の注意喚起でも、マッチングアプリを起点としたロマンス詐欺への警戒が呼びかけられています。
仮想通貨・FX・海外口座などへの投資話に誘導されるパターンも多く報告されています。一度も会ったことのない相手から金銭を求められた場合は、応じないことが基本です。
投資勧誘・副業勧誘の見分け方
投資・副業系の勧誘では、「自由な働き方をしている」「すごい人を紹介したい」といった自己啓発的な話題が会話に混じるのが特徴です。勧誘目的のアカウントは、プロフィール写真に高級ホテルや海外旅行の写真を使うことが多いです。
また、外部ツールへの移行後に初めて勧誘内容が明かされるケースがほとんどです。ペアーズ内でのやり取りで違和感を覚えた段階で、アプリ外へ移行せずに通報することが有効です。
消費者庁の注意喚起情報では、SNSやマッチングアプリを起点にした悪質商法のトラブルについて情報提供が行われています。最新の注意喚起内容は消費者庁公式サイトの「注意喚起情報」ページで確認できます。
金銭を要求されたときの対応

どんなに関係が深まっていても、金銭のやり取りが発生しそうになった時点で即座にブロック・通報することが安全です。一度でも金銭を渡してしまうと、その後もさまざまな名目で要求が続く可能性があります。
被害が発生した場合は、アプリ内のやり取り・SNSの履歴・振込記録などのスクリーンショットを証拠として保存しておくことが重要です。警察庁サイバー警察局や国民生活センターへの相談も選択肢に入れておくとよいでしょう。
・会ったことのない相手への金銭提供は絶対にしない
・投資・副業の話が出た時点でブロック・通報を検討する
・証拠はスクリーンショットで必ず保存しておく
・被害が出た場合は国民生活センターや警察庁サイバー警察局に相談する
- ロマンス詐欺は信頼関係を作ってから金銭を要求するのが特徴
- 投資・仮想通貨・副業話への誘導は詐欺の典型パターン
- 外部ツールへの移行を急かすアカウントは警戒が必要
- 消費者庁の注意喚起情報ページで最新の手口を定期確認できる
ペアーズのブロック・通報機能の使い方
要注意なユーザーに遭遇した際に活用できるのが、ペアーズのブロック機能と通報(違反報告)機能です。この2つは別の機能で、目的に応じて使い分けることが大切です。
ブロック機能の仕組みと使い方
ブロックを行うと、お互いのプロフィール閲覧とメッセージのやり取りが完全にできなくなります。マッチング前の相手にも、マッチング後の相手にも適用できます。ブロックは一度行うと解除できないため、慎重に行うとよいでしょう。
操作手順は、相手のプロフィールまたはメッセージ画面右上の【…】をタップし、「非表示・ブロックの設定」から「ブロックする」を選択するだけです。ブロックするだけでなく、状況に応じて通報も合わせて行うと、同様の被害に遭う他のユーザーを減らすことにつながります。
通報(違反報告)機能の仕組みと使い方
通報は、利用規約違反の行為を行うユーザーをペアーズ運営に報告する機能です。通報された内容はペアーズ側が確認し、違反が認められた場合は退会処分が取られることもあります。
通報できる主な行為には、業者・勧誘・宣伝目的の利用、虚偽のプロフィール情報の掲載、犯罪行為、恐喝・誹謗中傷、複数アカウントの所持、18歳未満の利用などがあります。通報の際は、理由を具体的に入力し、証拠となるスクリーンショットを添付すると、運営側の対応がスムーズになります。
相手がすでに退会していても、違反報告はお問い合わせフォームから行えます。その場合は、相手の名前・年齢・やり取りの内容などをカスタマーサポートに詳細に伝えてください。
証拠の保存と外部機関への相談
被害が重大な場合、特に金銭トラブル・脅迫・ストーカー被害などに発展したときは、アプリ内での対処だけでなく外部機関への相談も検討するとよいでしょう。
証拠として保存しておきたいものは、ペアーズ内のメッセージのスクリーンショット、LINEやSNSでのやり取り記録、相手のプロフィール画面(名前・年齢・写真)、金銭の振込履歴です。証拠を持参のうえ、最寄りの警察署(生活安全課)や消費生活センターに相談することができます。
・相手のプロフィールまたはメッセージ画面右上【…】をタップ
・「非表示・ブロックの設定」→「ブロックする」または「違反報告する」を選択
・通報時は理由を具体的に入力し、スクリーンショットを添付する
・相手が退会済みの場合はお問い合わせフォームから報告できる
- ブロックと通報は別機能で、両方を同時に行うことも可能
- 通報時に証拠を添付すると運営の対応が迅速になりやすい
- 退会済みユーザーへの通報はカスタマーサポートから行える
- 重大な被害は警察や消費生活センターへの相談も検討する
安全にペアーズを使い続けるための習慣
要注意人物を完全に排除することはどのアプリでも難しいのが現状です。重要なのは、自分自身の判断力と日頃からの習慣で自衛することです。
個人情報の取り扱いに注意する
フルネーム・勤務先・住所・最寄り駅・電話番号などの個人情報は、十分な信頼関係が築けるまで伝えないことが基本です。LINEへの移行タイミングも、焦らず自分のペースで判断するとよいでしょう。
相手が個人情報を早期に聞き出そうとする、または自分の情報を一切明かさないという非対称なやり取りが続く場合は、注意が必要です。
段階を踏んで関係を深める
誠実な相手は、すぐに会おうとするのではなく、お互いの価値観や人柄を確かめながら自然に距離を縮めていきます。急いで関係を進めようとするアプローチが続く場合は、立ち止まって判断するとよいでしょう。
初デートは昼間・人通りの多い場所で短時間から始め、信頼できる人にデートの日時と場所を事前に伝えておく習慣をつけることが安心につながります。
違和感を放置しない
「何となく気になる」という感覚は、小さな矛盾やパターンのずれを直感的に察知しているサインであることが多いです。気になる点が1つだけでなく、複数重なるときほど、慎重に判断することが大切です。
嫌な言動や不快な発言をされたときは、我慢して関係を続ける必要はありません。ブロック・通報は自分を守るための正当な手段です。迷ったときは、信頼できる友人や家族に相談できる環境を作っておくことも有効です。
ミニQ&A
Q. ペアーズで通報したら相手に通知されますか?
A. 通報してもその事実は相手に通知されません。ペアーズの利用規約上、通報内容は運営のみが確認します。安心して利用できる環境を守るためにも、気になる場合は積極的に通報することをおすすめします。
Q. ブロックしたあとでも通報はできますか?
A. ブロック後の通報は、アプリの通常操作では難しい場合があります。ペアーズのお問い合わせフォームから、相手の名前・やり取りの内容・スクリーンショットなどを添えてカスタマーサポートに直接連絡することで、違反報告を行えます。
- 個人情報は信頼関係が十分に築けるまで共有しない
- 急いで関係を進めようとするアプローチには立ち止まって判断する
- 違和感が複数重なるときは早めに距離を置く
- ブロック・通報は自分を守る正当な手段であり、迷わず使ってよい
当ブログは特定の婚活サービスへの登録や利用を推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。
まとめ
ペアーズの要注意人物を見分けるうえで最も大切なのは、名前ではなく行動のパターンに着目することです。プロフィールの違和感、メッセージの不自然さ、デートの提案内容、金銭に関する話題の有無を複合的に確認することが、自衛の基本になります。
まず試してほしいのは、気になる相手の本人確認済みマークを確認し、プロフィールの職業・写真・自己紹介文に矛盾がないかをチェックすることです。これだけでも、多くの怪しいアカウントを初期段階で見抜けます。
安全に婚活を続けるためには、小さな違和感を放置しないことと、ブロック・通報をためらわないことが何より大切です。一人で抱え込まず、気になることがあれば信頼できる人や相談窓口を頼ってください。
トラブルや被害にあった場合は、国民生活センター(kokusen.go.jp)や警察庁サイバー警察局(npa.go.jp)にご相談ください。

